The glow of twilight

時々トリプルバトル関係の話をしたり

【ORASトリプル】砂いば神秘ハガネール【構築記事】

<宣伝>
当記事は研究員アインズさん(@eins_xd)が主催している
トリプルバトルアドベントカレンダーの13日目の記事になります。
総勢25名の方が参加してますので、他の方の記事もこちらから是非ご覧ください。
https://adventar.org/calendars/7383


こんばんは、約1ヶ月振りの構築記事になります。

最近はトリックルームパーティを好んで使っており、その際にメガハガネールを入れたら
予想外に活躍したこともあり、更に特化したパーティを組んでみる事にしました。

【パーティ解説】

【採用理由とコンセプト】

今回はメガハガネールを主役に据える事から欲しい要素は以下の通り。
①すなあらし状態の維持。
トリックルームの展開。
③火力を上げる手段。
④耐久面を補助する手段。

①は天候パーティを相手にするとすぐに書き換えられる故にすなおこし持ちでは厳しい。
その為ハガネールより先に必要に応じて砂状態を展開する方向性を模索した所、
ドーミラーが①・②に加え、いば神秘で③も満たす上に浮遊持ちな事から採用した。

またドーミラー1匹ではサポートの数が足りない事から反対側に置くポケモンとして、
地震無効・すなおこし・フェイント・いばるが使える要因としてエアームドを採用。

但しそれをやる為にはトリックルーム及び神秘の守りを展開が必須。
となると先発で場を整えて自主退場するのが一番早い事から追加のサポート要員として
ニャオニクス♂・メタグロスを採用。

残り1枠は悩んだ結果、トリル要員兼癒しの波動で補助が出来るフレフワンを採用。

当パーティはの3匹を並べて先制いばる・すなおこし・フェイントで
火力を上げつつ天候を維持して地震を連打するのがコンセプト。
決まれば相手の天候に左右されず高火力の範囲技を連発出来るが果たして…

【パーティメンバー】

メガハガネール


本構築の主役にして唯一のまともなアタッカー枠。
S種族値30と大抵のポケモンより遅いので、トリル下で先行地震が撃てるのが強み。
物理耐久は最高クラスだがその反面特殊耐久は並なので相手を選ぶのが玉に瑕。
ただギミックが決まれば全てを無に帰す程の火力が得られるので非常に気持ちいい。
特性のいしあたまはトレース対策嘘です厳選サボっただけです。

ドーミラー


本構築におけるサポーター①。
トリル役・浮遊持ち・S23族・すなおこし持ちとメガハガネールのサポートとして優秀。
輝石持ちなので割と硬いが、ギルガルドサザンドラに集中砲火される事やトリル読み挑発などの妨害を非常に受けやすい事などもあり、相性次第で早々にやられるのが難点。

エアームド


本構築におけるサポーター②。
地震・砂ダメ無効かつフェイント持ちはエアームドの他にグライガーが当てはまる。
しかし今回のコンセプトではトリル下でハガネールに先制する=低レベル運用となり、
頑丈持ちかつフリーフォールが使える事が決め手で採用。
フリーフォールの使用用途に関しては
・トリル最終ターンに先制で撃ち、次ターンの再展開で邪魔になるポケモン
・次ターンに先制技を使わせたくないポケモン。(ワイドガード持ちなど)
と言った相手の拘束に使える事から可能性を感じる技だった。

メタグロス


※防御個体値25くらい。努力値の残りは特防4振り。
本構築のサポーター③兼アタッカー?。
ニャオニクスの退場をスムーズに行う為の爆発役として採用。
クリアボディで威嚇の影響を受けない所、火力が高いのでそこそこの負荷を与えられる事、暇があれば初手に砂を撒いてギミックサポートが出来る事が優秀。
なおメタグロス=爆発のイメージが付いている事もあり、ワイドガードや守るで
爆発を防がれるケースが多発した模様。

ニャオニクス♂】


最速90族抜き抜き調整。
本構築のサポーター④。
今回はシンプルに初手のトリル展開補助した後に神秘を貼ってから退場がメイン。
最大の弱点はよこどり持ち。幸い神秘の守りを奪われても悪用される事は少ないが貼れないと1手遅れるのでそこが厳しい。
また最脆個体でない事から落ちずに残って邪魔になるケースもあったので厳選をサボってはいけない。(戒め

フレフワン


本構築のサポーター⑤。
他サポーターが落ちた時やドーミラーではトリル展開が厳しい相手に対して選出。
サポートとして考えるなら地震に巻き込まれやすいのでここの枠はテレパシームシャーナの方が安定すると思う。手助けや重力も使えるのでその辺りも優秀。
一応スキスワで浮遊やテレパシーを奪って生存する事も出来るので使い方次第では意外と優秀なのでは…?

【戦績と各種パーティの相性】

勝率は大体6割くらい。
ギミックの成否で勝敗が大きく変わるので安定して成功させる事が今後の課題。

【対ガルーラスタン】
互角~微不利?
ガルーラやニンフィアに対しては強く出れるが大概いるギルガルドがシンプルに重い。
展開さえ出来ればまとめて倒せるので序盤の動きがカギか。


【対雨/雨クチ系】
若干不利?
雨を書き換える事は出来るが相性面から一撃耐えられると返しの反撃でやられがち。
仮にアタッカーがもう一枚多い構成なら勝てた試合もあったので組み方次第な気もする。


【対晴れ(メガリザY軸)】
かなり不利。
リザYが重過ぎる事に尽きる。初手から火力を出せる上に2/3が熱風で焼き払われる。
対策として貰い火シャンデラを検討したが、ギルガルドに更に弱くなったので却下した。


【対バンドリマンダ】
有利。
下記の要素からプレミが無ければ大概勝てるはず。
・砂かきアタッカーを通す関係上、トリルが刺さる。
・神秘を貼るのでトリル対策要員のモロバレルが撃つキノコのほうしが効かない。
・浮いているのが基本的にボーマンダだけ。そのボーマンダハガネールに有効打が無いので放置しても問題ない。

【反省点】

この構築のアピールポイントとして「天候の書き換えに強い」と言うのがあるが、晴れ/雨パは根本から厳しいのであまり意味を成していない事が分かったのが一番の反省点かと。
やってる事に関しては「先手を取って高火力全体技を防げない状況で撃つ」と言う強い動きをしているので、その状況を作る場面の整え方やメンバーの選出などまだまだ考察するべき余地が多いと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

【ORASトリプル】ブイズトリプル大会【構築記事】

こんばんは、季節の変わり目で若干風邪気味です。
今回はひろさん(@Chihiro_triple)主催のブイズトリプル大会に参加しましたので、その報告がてらの記事になります。

【環境考察とコンセプト】

今大会のざっくりとしたルールとして下記に該当するポケモンのみ使用可です。

・単タイプ
・4足歩行している
・その他諸々の基準

使用ポケモンが限られていたのである程度は考察をしており、

・ほぼ間違いなくニンフィアが出てくる上にワイドガード持ちが少ない。
・鋼0、毒も希少なので妖耐性持ちの炎がパーティに一匹はいるはず。
・威嚇枠が貴重。(ウインディメガライボルトのみ?)
・S操作枠が少ない。(おいかぜはスイクンのみ、トリルは数匹いるはず)

ニンフィアに加えてスイクンウインディバッフロン辺りが多いと予想し、
トリルでSを整えてニンフィアのハイボを通す形でパーティの方向性を決定。


またブイズ大会と言う事で自分の中でのマイルールを決めてました。

・純正ブイズを半分以上入れる。
・本来のブイズに存在しないタイプは使わない。

これに関しては完全に私のエゴですので、そこの所をご理解ください。
他の方の使用パーティに関しては何も言う事はありません。

【パーティメンバー】


ニンフィア


H:16n-1
B:珠バッフロンアフロブレイクを最大乱数以外耐え
C:ぶっぱ

不動のエースにして間違いなく本大会の中心ポケモン
ハイパーボイスを撃つだけで勝てる…と思いきや相手のメタ要素が多く、動きにくい場面も多かった。
それでも恐らく一番相手を倒してる辺りは流石と言った所。
強いて言うと炎対策にめざパ地面を粘るべきだったかもしれないのが反省点。
かなりAが低いのはご愛敬。

NN:ユイ
分類の「むすびつきポケモン」から。

シャワーズ


H:16n+1調整
B:余り
C:ぶっぱ

間違いなく出てくるであろう炎タイプをメタる為に採用。
技構成についてはほぼ正解だったと思うが火力が微妙に足りない場面が多く、タイプ補正アイテムを持たせてれば…と悔やむ場面が頻発した。
耐久面が非常に優秀だった故に行動回数も多く攻撃技の試行回数が多かったので余計に感じたのかもしれない。

NN:サツキ
この顔がうちの飼い猫にそっくりな事から。とっても可愛い(自慢)。

【ブースター】


H:ぶっぱ+奇数調整
A:ぶっぱ
B:余り

ニンフィアを受ける炎タイプとしての採用。
威嚇持ちのウインディと言う選択肢もあったが、トリル適正が高い点を踏まえての判断。
代名詞?のフレアドライブを撃ちつつ手助けでニンフィアのサポートをしたりとそこそこの活躍。
ただ相手の物理アタッカーが殆どウインディで鬼火が完全に腐った。

NN:フラン
刀身が炎の揺らめきのように見える剣の「フランベルジュ」から。

バッフロン


H:ぶっぱ
A:ぶっぱ
D:余り

ファンキーなアフロを携えたイーブイ
ノーマル耐性のある岩、鋼、霊が少なくアフロブレイクが撃ち放題だったものの、ニンフィアと同等のヘイトを稼ぐ事や相手の威嚇で思ったような活躍は出来ず。
それでも火力が高く要所要所ではしっかり活躍したのでよく頑張ったと思う。
強いて言うと馬鹿力とメガホーンは一回も撃たなかったので採用技をもう少し考えるべきだった。

NN:Pキング
アフロが象徴的なキャラクターで一番最初に思いついたのが、クレヨンしんちゃんの映画「嵐を呼ぶジャングル」に登場する敵役のパラダイスキングだったのでそのまま採用。
幼少期に何回も見た思い出の映画の一つ。

ムシャーナ


H:ぶっぱ
B:余り
D:眼鏡ニンフィアのハイボ2耐え

浮いてて丸っこいエーフィ。
トリル要因かつ封印で相手の守るを封じてハイボ等を通す作戦。
しっかり守れた試合は勝てて落ちた試合は負けてる事から間違いなくパーティの生命線。
居座る前提な上に回復も持ってない割にはしっかり耐えてくれたので偉かった。

NN:うたたね
夢や眠り関連のワードより。浅い眠りの事。

レパルダス


H:ぶっぱ
B:余り
S:ぶっぱ

細身で素早いブラッキー
前回の記事【ORASトリプル】ポケモンフュージョン! ココロモリ×トリデプス=???【構築記事】 - The glow of twilightで採用した個体と同一。
リー環境では素早いものの本大会ではペルシアンブニャットに先手を取られること、補助技をメインで使うポケモンが少ない事から活躍の幅が狭かった子。
せめてイカサマは持たせるべきだった。

NN:アザレア
ツツジ科の花より。後から知ったけど紫より赤やピンクの方が多いらしい。

【対戦結果】

こちらの先発は全試合同じ 

1戦目 リッチまつりさん 勝ち 
炎2体に葉緑素ドレディアを入れた晴れパ。
ブニャットの初手猫騙しでトリルを止められ返しのハイボで落としたものの次に出てきたドレディアに眠り粉を撃たれてトリルが貼れない展開に。
その中でムシャーナがNN通り最速起きしてトリルを貼ってからは濁流とハイボで制圧し最後はブースターで〆。

2戦目 ヒロさん 負け 
ブイズトリプル式のスタンパと言った感じ?
初手ムシャーナ猫騙し読みで手助けハイボが決まったものの、その後光の壁と威嚇、バークアウトで削られて最終的にシャワーズと相手ニンフィアの対面で火力が足りず敗戦。

3戦目 つゆさん 勝ち 
威嚇及び猫騙し2枚構成のパーティ。
初手トリルが止められるもハイボで削り、受けだしのスイクンに対してA-2段階のバッフロンが急所で貫いたのが非常に大きくそのまま勝ち。

4戦目 あおいさん 負け 
ウインディとアブソルをニドリーノで叩くパーティ。
叩いた後のウインディシャワーズで処理したものの次のアブソルを叩く際に体力ミリ残りのニドリーノに電光石火をしなかったのが今回最大のプレミであり一番の後悔。
仮にシャワーズにタイプ補正アイテムを持たせてればそもそも濁流でニドリーノが落ちてたのでその辺りも悔やまれる所。

結果:2勝2敗 4位

【感想】

想定よりも環境が定まっておりスイクンウインディライボルトの選出が予想より多かったのでもっと厚く対策しておくべきだったかもしれない。
また育成後一回も回してなかった為細かい調整が出来ていない事、プレイング面が甘い部分があった事など反省すべき点が多い大会だった。
その辺りも踏まえて次は勝てるようにしっかりと腕を磨いてきます。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

【ORASトリプル】ポケモンフュージョン! ココロモリ×トリデプス=???【構築記事】

こんばんは、最近寒くなってきましたね。
ざわさんの配信(第55回)でお披露目した事もあり、一旦区切りとして供養します。

【パーティメンバー】

ココロモリ


積みエースとしての採用。
「たんじゅん」と「アシストパワー」を両立出来る唯一のポケモン
「めいそう」での積みスピードは随一だが、Sを除いて全体的に種族値が低いので積んでも倒されやすいのが玉に瑕。
…と思いきや後述するギミックの結果、意外な耐久力を得る事に。

トリデプス


鋼枠兼ギミック役での採用。
本構築のポイントとなる「ガードシェア」を覚える上に、「ワイドガード」なども覚える。
(ガードシェア・・・自分と相手の防御・特防の実数値を足して2で割る技。ツボラキ構築が有名。)
主にココロモリやピッピと並べて、耐久力の底上げがお仕事。
ツボツボとの差別化は「じわれ」「ワイドガード」を覚える事、「ぼうおん」で音技耐性を持っている事。

【ピッピ】


受け枠としての採用。
通常の輝石ピッピでも十分高耐久だが、「じこあんじ」と「ガードシェア」によって凄まじい耐久力を手に入れた。
「じこあんじ」から「アシストパワー」で殴ることも出来るが技枠が足りないのが悩みの種。

ランドロス


威嚇枠での採用。
強力な物理アタッカーな上にトリデプスとの縦の相性が良い事がポイント。
「ガードシェア」後に一旦引くのでその際に後投げする事が多い。
努力値振りが妙なのは個体値の関係上。殆ど準速ASと同じ。

レパルダス


猫騙し枠での採用。
いたずらごころ」からの「アンコール」や「ちょうはつ」での相手の妨害が強力。
安易な補助技を撃った相手をそのまま嵌める事が可能。

ゴルダック


アタッカー兼天候メタとして採用。
水・炎・鋼の一貫を切りつつ、晴・雨・砂パの妨害が出来る事が優秀。
「じこあんじ」でアタッカーとしては不足気味な数値を補うことも可能。
S調整は準速70族抜き調整(ルンパッパなど)。

【耐久目安】

前提として各ポケモンの防御面での種族値と実数値を確認しておく。
種族値(努力値込みの実数値)の順で表記

ポケモン 防御 特防
ココロモリ 55(78) 55(81)
ピッピ 48(78) 65(121)
トリデプス 168(242) 138(159)


トリデプスと「ガードシェア」した後の数値。
※実数値(種族値換算)の順で表記

ポケモン 防御 特防
ココロモリ 160(無振り140族) 120(無振り100族)
ピッピ 160(無振り140族) 140(無振り120族)


【参考】
防御・特防共に近いポケモンをピックアップ

グラードン  HP:100 防御:140 特防:90
メガハッサム HP:70  防御:140 特防:100
シェアココロモリに近い種族値を持つポケモン
タイトルのココロモリ×トリデプスの答えは種族値換算で最も近いメガハッサムになります。

メガバンギラス HP:100 防御:150 特防:120
メガメタグロス HP:80  防御:150 特防:110
シェアピッピに近い種族値を持つポケモン
HP種族値は違えど、600族+メガシンカと同等の防御・特防に加えてしんかのきせきで更に1.5倍と考えると凄まじい硬さに。


【ダメージ計算】
ファイアローの特化鉢巻ブレイブバード

状態 ダメージ 割合
ココロモリ 190〜225 109.8%〜130%
シェアココロモリ 93〜121 53.7%〜64.1%
アッキ+シェア 48〜57 27.7%〜32.9%

ニンフィアの特化メガネハイパーボイス

状態 ダメージ 割合
ココロモリ 160〜190 92.4%〜109.8%
シェア 109〜129 63.0%〜74.5%
瞑想1積み+シェア 54〜64 31.2%〜36.9%

※フレンドガードがあれば更に3/4に。

【総括】

勝率は大体3割程度?
勝ちパターンに入ればそのまま押し切れるが、ココロモリが上手く積めなかったり積んでも弱点物理技で集中されると回復が追いつかず負ける事が多かった。
積む隙を作るために威嚇だけなく状態異常を入れるなどすればもう少しマシだったかもしれない。
「ガードシェア」が味方の「まもる」で防がれない仕様ならもう少し安定したと思うのが悔やまれる。

結論としてコンセプトは良かったが成立させるまでのサポートが不足していたと思われるので、その辺りを踏まえて機会があればリメイクします。

【秋の診断トリプル2022】アブソル式二重滅びパーティ【構築記事】

初めまして、令和トリプル勢(2022夏~)のエリスと申します。
これから定期的に使用パーティの記事を上げますのでよろしくお願い致します。

【パーティ診断】

~パーティ診断前~
メガガルーラニンフィアファイアロー等の強ポケとは言わないけどメジャーなメガシンカ枠や600族とか引ければ良いなぁ…一人で見るより抽選会やってるし他の参加者の診断と一緒に見た方が楽しそう!」



~中略~



~診断結果発表直後~
「……………何やれば良いんだこれ?」



パーティ候補

構成枠 候補① 候補②
メガシンカ アブソル アブソル
鋼ワイガ枠 アバゴーラ ドータクン
猫騙し枠 コジョンド ガルーラ
S操作枠 フレフワン トロピウス
威嚇枠 アーボック アメモース
自由枠 クリムガン ガメノデス

並べてみると何となく①の方が強そうではある。

…と言うより②の強みが全くと言って良いほど分からない。
(「おいかぜ」ミラーに弱い、火力が出せない、耐性の偏りがキツイなど)
この時点では消去法で①を選ぶしか無いなと思っていた矢先…




アーボックが袋叩きを覚える事が判明(えらい)

その後、パデックさんの「旅パ偽装パーティ」や「二重滅びパーティ」を参考にして、
初手から高火力を押し付け最終的に岩雪崩or滅びで〆るコンセプトに決定。

【パーティ詳細】

【アブソル】

【個体調整】
トリル下前提のHA振り最遅型や叩きバトン型などの構想を経て、最終的には普通に
殴った方が強いとの結論に至る。少しでも火力が欲しいのでA極振りとメガ進化後に
最低限の速さを考慮し最速105族抜きで調整した。残りは耐久振り調整。
技については「いわなだれ」「ふいうち」「みきり」は確定。当初は「バトンタッチ」の
採用も検討したが、最終的にはパーティ的に重い鋼枠や害悪型に対して強く出る手段と
して「ほろびのうた」を採用。

【所感】
メガ進化枠での選出。かわいい。アブソルがマイナー故か叩きが余り読まれなかったので
初手から圧力は掛けられるが、逆に早々に落とされると全体的な火力が足りずジリ貧に。
但し叩いたとしても同条件下での最速テラキオンと比べて2/3のダメージしか出せないので
弱点を突かなければ落とせない…とは言っても、全体的に火力が低くなりやすいであろう
診断トリプル環境では結構強かったのではないか。当然ながらフリー環境ではお察し。

【ニックネーム】
ローレライ
元ネタはドイツの伝承から。
美しい歌で舟人を誘惑し破滅させると言う伝説の魔女。
ローレライ の ほろびのうた!

因みに今回のパーティは全員伝説の生物(怪物)より拝借。

アバゴーラ

【個体調整】
S32とかなり鈍足な事やS操作枠が「トリックルーム」の為、最遅で調整。残りはHAで
火力と耐久を両立した。タイプ一致技の「いわなだれ」と「アクアジェット」を採用。
残り2枠には同ブロックのドータクンを意識し「はたきおとす」と味方へのサポートを
考慮し「ワイドガード」に決定。

【所感】
鋼ワイガ枠での選出。鈍速高火力の名に恥じぬ先制岩雪崩で相手に負荷を掛けたり、
トリル下なら怯みも狙えるので怯みゲーで勝てた試合もあった。「ワイドガード」は
刺さる場面もありつつ「まもる」が欲しい場面もあったので一長一短かも。

【ニックネーム】
「タラスク」
フランスに伝わる硬い甲羅を持つ怪物より。

コジョンド

【個体調整】
同ブロックにコジョンドがいた事もあり最速AS振りで問題無いと判断。技構成について
「格闘技」「ワイドガード」「ファストガード」「フェイント」に「ねこだまし」から
選択。今回は「よこどり」を使って相手のガード系をケアする前提で「フェイント」を
切った。また「とびひざげり」のリスクを考慮し「けたぐり」を選択。

【所感】
猫騙し枠での選出。速くて怯まないので各種技の成功率が高く非常に便利なポケモン
予想通りではあるがよく狙われるので、場持ちの良くなる襷を持たせたのは正解かと。
普段から愛用してる補正もあるが、診断で引けて本当に有難かった一匹。

【ニックネーム】
「シイ」
日本に伝わるイタチに似た妖怪で賢く素早いのでなかなか捕える事が出来ないとされる。
1番命名に苦労した思い出。「かまいたち」以外で探したら全然居なかった

フレフワン

【個体調整】
トリックルーム」を活用するので当然最遅調整。種族値を考慮しBに特化させたが
特殊技を撃たれる機会もそこそこあったのでバランス良く調整しても良かったかも。
技構成は「トリックルーム」「いやしのはどう」は確定。残りは味方の火力補助に
「てだすけ」とロマン枠として「おさきにどうぞ」を採用。通常は殆ど採用しないが、
トリックルーム」下において叩いた後のアブソルを無理矢理動かせるのが強み。

【所感】
S操作枠での選出。高耐久な上に挑発で止まらないのでトリルの成功率が高く、その後に
ひたすらアバゴーラクリムガンに「いやしのはどう」や「てだすけ」を撃つだけでも
十分な活躍を見せた。「おさきにどうぞ」も2回使ったので採用した価値はあったかと。

【ニックネーム】
「ハルピュイア」
ギリシア神話に登場する女面鳥人の伝説の生物より。
全身鳥モチーフだから正確にはちょっと違う

アーボック

【個体調整】
先制して叩く関係上、素早さはアブソル+1に調整し残りはHD振り。Aは個体値11以下で
叩きダメージが減るので調整しておく。技構成は「ふくろだたき」に加え、苦手な相手を
流す為の「ドラゴンテール」、各種ガード系対策の「よこどり」、アブソルよりも速い
相手に撃ってSを逆転させる「へびにらみ」を採用。

【所感】
威嚇枠での選出。メガアブソルで抜けない相手に「へびにらみ」で素早さを下げたり、
積んでくる相手に対して「ドラゴンテール」で流したりとサポーターとして良い働きを
見せた。怯み+麻痺だと47.5%で行動不能に出来る事から不利対面を無理矢理突破する
場面もあったので、数値以上に活躍してくれたイメージが強い。叩いた後は当然だが
アブソルが優先的に狙われるので生存率が高く無差別麻痺撒きマシーンと化した。

【ニックネーム】
「ナーガ」
インド神話に登場する蛇神。
蛇といえばギリシア神話に登場する「ラミア」も有名だが、あちらは上半身が女性型で
下半身が蛇の怪物、「ナーガ」はコブラの様な姿をした大蛇なので今回はこちらが適切。

クリムガン

【個体調整】
大きく分けるとアタッカーか受けの選択ではあるが、珠力ずくの火力が魅力的なので今回はアタッカーで採用。前述通りS48と中途半端なのでこちらも下手に振るよりは最遅の方が良いと判断し火力と耐久力を両立すべくHA極振りで余りはBに振った。
技構成は力ずく対応技の中で1番火力の高い「ダストシュート」、鋼タイプ意識かつ力ずく対応の「ほのおのパンチ」、先制技の「ふいうち」に何かと便利な「まもる」を採用。

【所感】
自由枠での選出。力づく珠ダストシュートの火力がかなり高く、並耐久相手なら等倍でも
高乱数1~確1が取れる。(大体陽気メガガルーラの「おんがえし」より若干弱いくらい)
良くも悪くも影が薄く放置されがちなので、高火力を相手に押し付ける動きが結構強く、
また弱点が少なく等倍相手ならそこそこ硬いのでしぶとく生き残る場面も多々あった。
選出当時より予想を超えて活躍してくれた一匹。

【ニックネーム】
「リントヴルム」
ドイツに伝わるドラゴン。伝承によって翼が無かったり飛べなかったり。

【対戦結果】

【予選ブロック】

1戦目 対こんにゃくいもさん  負け 
メガピジョットの「ぼうふう」がアブソルに高乱数1な事を警戒して叩きは無理と判断し、
初手で選出しなかったがそもそも出てこなかった。その後プレミも多く順当に敗戦。

2戦目 対カワリミさん     勝ち 
全体的に叩きの通りが良かったので初手から素直に叩いて殴る。相手のトリルに合わせて
「おさきにどうぞ」でアブソルを動かす動きが強く最後はトリル組で詰めて勝ち。

3戦目 対ちゃまさん      負け 
初手から叩けたものの既に満身創痍であまり活躍は出来ず。ハリーセンが予想外に硬く、
相性の良い技を持ってない事もあり最後まで倒せず敗戦。

4戦目 対けーあっとにーそさん 勝ち 
初手から叩いて負荷を掛けつつ、途中からトリル軸へチェンジしそのまま詰めて勝利。
まひるみでターンを稼げた分、良い流れに持ち込めたので運勝ちの部分もあり。

5戦目 対醤油さん       勝ち 
初手から出てくると思われるレントラーが「ばかぢから」を搭載している可能性が
ある事から叩くのを躊躇したものの撃たれたら負けの精神で叩いたら何とか通った。
最速AS威嚇込みでも叩きダメ入れてアブソル確1、いくらA120とは言え脆過ぎる
最終的にはオクタンのムラっけガチャからの運ゲー拒否の為に滅びで〆と思ったが、
1ターン前から既に出ている事を見逃していた事実に後から気付いた。


結果 3勝2敗 直接対決の結果が良かった為、予選1位抜け

【決勝トーナメント】

1回戦 対あかねびさん 勝ち 

ダメージ計算する上で叩きとの相性が凄まじく悪い事に気付く。全員耐久無振り想定で
メガエルレイド 「インファイト」で確1。5段階上昇「いわなだれ」で低乱数2。
ムクホーク   「インファイト」で確1。「ブレイブバード」だろうが高乱数1。
サワムラー   「とびげり」ですら確1。5段階上昇「いわなだれ」でも確2。
またメガ前は全員に素早さが抜かれている為、初手から叩くのは無理と判断。

逆にクリムガンは計算上ではカバルドン以外の全員に対して低乱数1~確1が取れる事、
ナッシー以外は物理に偏っているので威嚇持ちのアーボックの価値がかなり高い事、
S周りが全体的に速めでトリル下ならカバルドン以外には先制しやすい事などから、
トリル展開した後にクリムガンを端で守って3匹以下に削って滅びで〆る作戦を決行。

結果的にはトリル展開で進めて終盤にアブソルを叩いてそのまま殴って勝利。
正直運勝ちな部分も多いけど初手先発から序盤の動きやダメ計に関しては、
想定通りの場面もあったから準備の成果が多少は出たかなと思いたい。


準々決勝 対バチンキー内山さん 負け 

試合前の考察や感想など色々言いたい事があるけど割愛。
結果的には相手が一枚上手だったと思う。

【おわりに】

診断トリプルを主催して頂いたメカトルさんを始め、予選・決勝で対戦して頂いた皆様、
他の参加者の皆様、試運転にに付き合って頂いた方々など皆様ありがとうございました。

最初はトリプルの経験積む為に参加したつもりだったのに次第に本気で勝ちたくなり、
フリーに潜る頻度減らして対戦相手の考察をする位には凄く楽しめた期間でした。

また診断結果についても初見ではかなりアレでしたが全員しっかりと活躍したので、
僕自身は良いパーティに巡り合えたと思っています。感謝。

機会があれば色々と大会に参加していきますのでよろしくお願いします!