The glow of twilight

時々トリプルバトル関係の話をしたり

【秋の診断トリプル2022】アブソル式二重滅びパーティ【構築記事】

初めまして、令和トリプル勢(2022夏~)のエリスと申します。
これから定期的に使用パーティの記事を上げますのでよろしくお願い致します。

【パーティ診断】

~パーティ診断前~
メガガルーラニンフィアファイアロー等の強ポケとは言わないけどメジャーなメガシンカ枠や600族とか引ければ良いなぁ…一人で見るより抽選会やってるし他の参加者の診断と一緒に見た方が楽しそう!」



~中略~



~診断結果発表直後~
「……………何やれば良いんだこれ?」



パーティ候補

構成枠 候補① 候補②
メガシンカ アブソル アブソル
鋼ワイガ枠 アバゴーラ ドータクン
猫騙し枠 コジョンド ガルーラ
S操作枠 フレフワン トロピウス
威嚇枠 アーボック アメモース
自由枠 クリムガン ガメノデス

並べてみると何となく①の方が強そうではある。

…と言うより②の強みが全くと言って良いほど分からない。
(「おいかぜ」ミラーに弱い、火力が出せない、耐性の偏りがキツイなど)
この時点では消去法で①を選ぶしか無いなと思っていた矢先…




アーボックが袋叩きを覚える事が判明(えらい)

その後、パデックさんの「旅パ偽装パーティ」や「二重滅びパーティ」を参考にして、
初手から高火力を押し付け最終的に岩雪崩or滅びで〆るコンセプトに決定。

【パーティ詳細】

【アブソル】

【個体調整】
トリル下前提のHA振り最遅型や叩きバトン型などの構想を経て、最終的には普通に
殴った方が強いとの結論に至る。少しでも火力が欲しいのでA極振りとメガ進化後に
最低限の速さを考慮し最速105族抜きで調整した。残りは耐久振り調整。
技については「いわなだれ」「ふいうち」「みきり」は確定。当初は「バトンタッチ」の
採用も検討したが、最終的にはパーティ的に重い鋼枠や害悪型に対して強く出る手段と
して「ほろびのうた」を採用。

【所感】
メガ進化枠での選出。かわいい。アブソルがマイナー故か叩きが余り読まれなかったので
初手から圧力は掛けられるが、逆に早々に落とされると全体的な火力が足りずジリ貧に。
但し叩いたとしても同条件下での最速テラキオンと比べて2/3のダメージしか出せないので
弱点を突かなければ落とせない…とは言っても、全体的に火力が低くなりやすいであろう
診断トリプル環境では結構強かったのではないか。当然ながらフリー環境ではお察し。

【ニックネーム】
ローレライ
元ネタはドイツの伝承から。
美しい歌で舟人を誘惑し破滅させると言う伝説の魔女。
ローレライ の ほろびのうた!

因みに今回のパーティは全員伝説の生物(怪物)より拝借。

アバゴーラ

【個体調整】
S32とかなり鈍足な事やS操作枠が「トリックルーム」の為、最遅で調整。残りはHAで
火力と耐久を両立した。タイプ一致技の「いわなだれ」と「アクアジェット」を採用。
残り2枠には同ブロックのドータクンを意識し「はたきおとす」と味方へのサポートを
考慮し「ワイドガード」に決定。

【所感】
鋼ワイガ枠での選出。鈍速高火力の名に恥じぬ先制岩雪崩で相手に負荷を掛けたり、
トリル下なら怯みも狙えるので怯みゲーで勝てた試合もあった。「ワイドガード」は
刺さる場面もありつつ「まもる」が欲しい場面もあったので一長一短かも。

【ニックネーム】
「タラスク」
フランスに伝わる硬い甲羅を持つ怪物より。

コジョンド

【個体調整】
同ブロックにコジョンドがいた事もあり最速AS振りで問題無いと判断。技構成について
「格闘技」「ワイドガード」「ファストガード」「フェイント」に「ねこだまし」から
選択。今回は「よこどり」を使って相手のガード系をケアする前提で「フェイント」を
切った。また「とびひざげり」のリスクを考慮し「けたぐり」を選択。

【所感】
猫騙し枠での選出。速くて怯まないので各種技の成功率が高く非常に便利なポケモン
予想通りではあるがよく狙われるので、場持ちの良くなる襷を持たせたのは正解かと。
普段から愛用してる補正もあるが、診断で引けて本当に有難かった一匹。

【ニックネーム】
「シイ」
日本に伝わるイタチに似た妖怪で賢く素早いのでなかなか捕える事が出来ないとされる。
1番命名に苦労した思い出。「かまいたち」以外で探したら全然居なかった

フレフワン

【個体調整】
トリックルーム」を活用するので当然最遅調整。種族値を考慮しBに特化させたが
特殊技を撃たれる機会もそこそこあったのでバランス良く調整しても良かったかも。
技構成は「トリックルーム」「いやしのはどう」は確定。残りは味方の火力補助に
「てだすけ」とロマン枠として「おさきにどうぞ」を採用。通常は殆ど採用しないが、
トリックルーム」下において叩いた後のアブソルを無理矢理動かせるのが強み。

【所感】
S操作枠での選出。高耐久な上に挑発で止まらないのでトリルの成功率が高く、その後に
ひたすらアバゴーラクリムガンに「いやしのはどう」や「てだすけ」を撃つだけでも
十分な活躍を見せた。「おさきにどうぞ」も2回使ったので採用した価値はあったかと。

【ニックネーム】
「ハルピュイア」
ギリシア神話に登場する女面鳥人の伝説の生物より。
全身鳥モチーフだから正確にはちょっと違う

アーボック

【個体調整】
先制して叩く関係上、素早さはアブソル+1に調整し残りはHD振り。Aは個体値11以下で
叩きダメージが減るので調整しておく。技構成は「ふくろだたき」に加え、苦手な相手を
流す為の「ドラゴンテール」、各種ガード系対策の「よこどり」、アブソルよりも速い
相手に撃ってSを逆転させる「へびにらみ」を採用。

【所感】
威嚇枠での選出。メガアブソルで抜けない相手に「へびにらみ」で素早さを下げたり、
積んでくる相手に対して「ドラゴンテール」で流したりとサポーターとして良い働きを
見せた。怯み+麻痺だと47.5%で行動不能に出来る事から不利対面を無理矢理突破する
場面もあったので、数値以上に活躍してくれたイメージが強い。叩いた後は当然だが
アブソルが優先的に狙われるので生存率が高く無差別麻痺撒きマシーンと化した。

【ニックネーム】
「ナーガ」
インド神話に登場する蛇神。
蛇といえばギリシア神話に登場する「ラミア」も有名だが、あちらは上半身が女性型で
下半身が蛇の怪物、「ナーガ」はコブラの様な姿をした大蛇なので今回はこちらが適切。

クリムガン

【個体調整】
大きく分けるとアタッカーか受けの選択ではあるが、珠力ずくの火力が魅力的なので今回はアタッカーで採用。前述通りS48と中途半端なのでこちらも下手に振るよりは最遅の方が良いと判断し火力と耐久力を両立すべくHA極振りで余りはBに振った。
技構成は力ずく対応技の中で1番火力の高い「ダストシュート」、鋼タイプ意識かつ力ずく対応の「ほのおのパンチ」、先制技の「ふいうち」に何かと便利な「まもる」を採用。

【所感】
自由枠での選出。力づく珠ダストシュートの火力がかなり高く、並耐久相手なら等倍でも
高乱数1~確1が取れる。(大体陽気メガガルーラの「おんがえし」より若干弱いくらい)
良くも悪くも影が薄く放置されがちなので、高火力を相手に押し付ける動きが結構強く、
また弱点が少なく等倍相手ならそこそこ硬いのでしぶとく生き残る場面も多々あった。
選出当時より予想を超えて活躍してくれた一匹。

【ニックネーム】
「リントヴルム」
ドイツに伝わるドラゴン。伝承によって翼が無かったり飛べなかったり。

【対戦結果】

【予選ブロック】

1戦目 対こんにゃくいもさん  負け 
メガピジョットの「ぼうふう」がアブソルに高乱数1な事を警戒して叩きは無理と判断し、
初手で選出しなかったがそもそも出てこなかった。その後プレミも多く順当に敗戦。

2戦目 対カワリミさん     勝ち 
全体的に叩きの通りが良かったので初手から素直に叩いて殴る。相手のトリルに合わせて
「おさきにどうぞ」でアブソルを動かす動きが強く最後はトリル組で詰めて勝ち。

3戦目 対ちゃまさん      負け 
初手から叩けたものの既に満身創痍であまり活躍は出来ず。ハリーセンが予想外に硬く、
相性の良い技を持ってない事もあり最後まで倒せず敗戦。

4戦目 対けーあっとにーそさん 勝ち 
初手から叩いて負荷を掛けつつ、途中からトリル軸へチェンジしそのまま詰めて勝利。
まひるみでターンを稼げた分、良い流れに持ち込めたので運勝ちの部分もあり。

5戦目 対醤油さん       勝ち 
初手から出てくると思われるレントラーが「ばかぢから」を搭載している可能性が
ある事から叩くのを躊躇したものの撃たれたら負けの精神で叩いたら何とか通った。
最速AS威嚇込みでも叩きダメ入れてアブソル確1、いくらA120とは言え脆過ぎる
最終的にはオクタンのムラっけガチャからの運ゲー拒否の為に滅びで〆と思ったが、
1ターン前から既に出ている事を見逃していた事実に後から気付いた。


結果 3勝2敗 直接対決の結果が良かった為、予選1位抜け

【決勝トーナメント】

1回戦 対あかねびさん 勝ち 

ダメージ計算する上で叩きとの相性が凄まじく悪い事に気付く。全員耐久無振り想定で
メガエルレイド 「インファイト」で確1。5段階上昇「いわなだれ」で低乱数2。
ムクホーク   「インファイト」で確1。「ブレイブバード」だろうが高乱数1。
サワムラー   「とびげり」ですら確1。5段階上昇「いわなだれ」でも確2。
またメガ前は全員に素早さが抜かれている為、初手から叩くのは無理と判断。

逆にクリムガンは計算上ではカバルドン以外の全員に対して低乱数1~確1が取れる事、
ナッシー以外は物理に偏っているので威嚇持ちのアーボックの価値がかなり高い事、
S周りが全体的に速めでトリル下ならカバルドン以外には先制しやすい事などから、
トリル展開した後にクリムガンを端で守って3匹以下に削って滅びで〆る作戦を決行。

結果的にはトリル展開で進めて終盤にアブソルを叩いてそのまま殴って勝利。
正直運勝ちな部分も多いけど初手先発から序盤の動きやダメ計に関しては、
想定通りの場面もあったから準備の成果が多少は出たかなと思いたい。


準々決勝 対バチンキー内山さん 負け 

試合前の考察や感想など色々言いたい事があるけど割愛。
結果的には相手が一枚上手だったと思う。

【おわりに】

診断トリプルを主催して頂いたメカトルさんを始め、予選・決勝で対戦して頂いた皆様、
他の参加者の皆様、試運転にに付き合って頂いた方々など皆様ありがとうございました。

最初はトリプルの経験積む為に参加したつもりだったのに次第に本気で勝ちたくなり、
フリーに潜る頻度減らして対戦相手の考察をする位には凄く楽しめた期間でした。

また診断結果についても初見ではかなりアレでしたが全員しっかりと活躍したので、
僕自身は良いパーティに巡り合えたと思っています。感謝。

機会があれば色々と大会に参加していきますのでよろしくお願いします!